![悩める乙女](https://sunayumi.com/wp-content/uploads/2020/06/F02605E1-67FF-47F6-B406-DFF6A28F7334-150x150.png)
トスが、いつも思ったところに上手く上げられません。
トスアップのやり方と何かいい練習方法があれば教えてください。
今回は、このようなご質問にお答えします。
![すなゆみ](https://sunayumi.com/wp-content/uploads/2020/07/DD16CEF2-050A-4195-8AE4-EB9606E8D7FE-150x150.jpeg)
この記事を書いている私は、現在テニス歴20年以上です。これまで、団体戦で全国優勝、JOP大会出場、テニスコーチを経験しています。
また、約10年間に及ぶフォアハンドイップスも克服しました。
テニスを始めたばかりの方はもちろん、上級者の方でも緊張する場面ではトスが乱れてしまうそんな経験があるのではないでしょうか?何回もトスを上げ直している内に、”相手に悪いしこれでいいや“と適当に打ってしまわないためにも、日頃からしっかり練習しておきたいものです。
特に大事な場面では、無意識にトスアップが出来るようになりたいですよね。そこで、これから私自身の経験を踏まえて解決策を提案していきたいと思います。イップスでトスアップに苦しんでいる方も、打開策を見つけるために是非挑戦してみてください。
【テニス】安定するサービストスの上げ方と練習方法【イップス対策にもおすすめです!】
安定するトスの上げ方【7選】
①手からボールを離す時の高さを意識してみる
トスアップの際に手からボールを離す時の高さが腰のあたりという方がいらっしゃいます。腰の高さから手を離してしまうとボールに勢いがついてしまったり、目標までが遠いため、どうしてもブレやすくなってしまいます。個人差はありますが、手からボールを離す高さは鼻の高さや目の高さが安定しますので、是非確認してみてください。
②肩を支点に腕をまっすぐに伸ばす
肘が曲がっているとボールとの距離がはかりづらくなります。また、手首のスナップも使ってしまうとトスが乱れるため、肩を支点に指先までまっすぐに伸ばしてトスアップしましょう。
③ボールを第一関節に乗せるように持つ【手のひらは上向き】
ボールを手のひら全体で握って持つのではなく、親指、人差し指、中指、(薬指)の第一関節にボールを乗せる感覚を持つとすんなりと上げられます。
④コップを持つようにしてボールを持つ【手のひらは横向き】
こちらも第一関節でボールを持ちますが、先程と異なるところはコップを持つ時のように手のひらが横向きになります。小指を立ててお上品に飲むようなイメージで、第一関節のみで優しく持ちましょう。
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⑤トスアップの前にボールをコートにつく回数を決めておく【メンタル要素】
トスアップの前に緊張してしまうという方は、まずボールを◯回コートについてからサービスモーションに入るのかを決めておくといいです。そして、それを練習の時からルーティン化させることで、試合や緊張する場面でもいつも通りのリズムでサービスを打てるようになります。
ボールをコートにつく回数は人それぞれですが、参考までに私は5回です。中には全くボールをつかないという方もいらっしゃいますし、10回くらいつく方もいらっしゃいます。自分がボールをついている間に、メンタルが落ち着く心地良いタイミングがあると思いますので、是非色々と試してみてください。
⑥レイアップシュートを打つイメージ【バスケットボール経験者】
こちらはイメージなのですが、バスケットボールのレイアップシュートを打つようにボールを目標まで運ぶ・置いてくるようなイメージを持てると上手くいく方もいらっしゃいます。ボールを投げるのではなく、目標に置いてくるイメージです。
⑦自分の体勢を低くする
トスアップと聞くとどうしてもボールを上に上げるというイメージを持ちやすいですが、逆の発想で自分の膝を曲げて自分の体勢を低くするイメージを持つと安定する方もいらっしゃいます。
おすすめの練習方法【3選】
- あらかじめトスを上げようとしている場所を見ながら上げる⇒トスアップの時に顔が動かないので、目線のブレが少なくなり安定します。
- 天井に印を付けてそこを狙う⇒狙う場所までの距離感が掴めるようになるので、何回もひたすら練習します。
- ボールを片手に2球持って上げる⇒そうすると上のボールを必然的に3本の指の第一関節で持つ形になり、上記の③と同じ状態になります。
※よくプロの試合で、サービスのウォーミングアップの際に片手に2〜3球持ってサービスを打っている選手を見かけます。もちろんポケットからボールを取り出す時間短縮のためでもありますが、第一関節でボールを持ってトスアップの感覚を掴む為にも是非真似してみて欲しいおすすめの練習方法です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
トスアップ一つとってみても、大変奥が深いですよね。トスの練習は他のショットに比べると少なくなりがちですので、積極的に取り入れていきたいものです。
中にはご自宅で生卵をボールに見立ててトスアップの練習をするなんて強者もいらっしゃいます。その日の食卓に卵料理が満載にならないようにしたいものです。
![すなゆみ](https://sunayumi.com/wp-content/uploads/2020/11/image-150x150.jpg)
私は卵料理が大好きです。
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございます。