![悩んでいる人](https://sunayumi.com/wp-content/uploads/2020/06/B253CCF5-F6F5-4CD6-8E98-167342CB0B77-150x150.png)
テニスコーチを仕事にしたいのですが、一生食べていけますか?
給料や身体の事を考えるとやっていけるのか将来が心配です。
今回は、このようなご質問にお答えします。
![すなゆみ](https://sunayumi.com/wp-content/uploads/2020/07/DD16CEF2-050A-4195-8AE4-EB9606E8D7FE-150x150.jpeg)
この記事を書いている私は、現在テニス歴20年以上です。これまで、団体戦で全国優勝、JOP大会出場、テニスコーチを経験しています。
【テニスを一生の仕事にしたい方必見】テニスコーチは食べていけるのか?【かなり差があります】
まず給料面についてですが、ずばりかなり差があります。と言うのも、1レッスン辺り◯万円〜◯千円と、ご自身の経験や人気によってかなり左右される職種だからです。
もし、あなたが生徒さんの立場なら戦績や肩書きのあるコーチのレッスンを受けてみたいと思いませんか?自分の悩みを解決してもらったり、プロのボールを受けてみたいと思うと多少高くてもそのコーチのレッスンを受けたくなると思います。
また、戦績や肩書きがなくても、そのコーチのレッスンを受けると”何故だか元気になれる“とか、“人柄が好き“というのも付加価値の一つです。つまり、稼げるコーチのカラーは様々です。
では、テニスコーチの主な働き方について、メリット・デメリットも併せてご紹介します。
テニスコーチの働き方【4選】
①社員コーチ
そのスクールの専属社員コーチです。
月給制ですが、固定給でレッスンとレッスン外の業務やマネジメントを含むパターンやレッスンに入れば入るほど固定給にプラスされるレッスンメインのパターン等、スクールや立場によっても様々です。社員コーチですと、大体20万円前後がスタートのベースになります。
メリット:毎月の給料が安定している。社会保障や福利厚生がある。怪我をしても他の業務でカバー出来る。
デメリット:業務委託コーチ(以下参照)に比べるとレッスンフィーの単価が低い場合がある。
②業務委託コーチ
レッスンがメインのコーチです。
月給制ではなく、”1レッスンいくら“と契約します。レッスンフィーは、完全に実力や経験によります。スクール毎に契約するので、一つのスクールで働く方や複数校を掛け持ちしている方等、働き方にも自由が生まれます。そして、保障が少ない分レッスンフィーがやや高めです。
メリット:レッスンフィーが高い。レッスンに集中出来る。自由がある。
デメリット:怪我をした等、動けなくなった時の保障が少ない。レッスンに入れなければ稼げない。
③アルバイトコーチ
上記コーチのアシスタントがメインです。
慣れてきたらメインコーチも任せてもらえ、レッスンフィーも上がります。1レッスン辺り、1,500円〜3,000円くらいです。(研修中だともう少し少ないです。)
④フリーコーチ
フリーコーチとは、コーチとして独立するという意味です。
こちらは、自分で生徒さんに対してレッスンフィーを設定出来るので、これまでのレッスンでファンがたくさんいる方や、ご自身で募集をかけて生徒さんを集められるのであれば、一番稼げる方法です。
しかし、当然ながらそれに見合った付加価値を提供し続けなければなりませんし、並々ならぬ自己管理の徹底が求められます。フリーコーチになるには、相当の覚悟と実力が必要です。
今回は稼ぐ事にフォーカスしているので、①、②、④の比較になるかと思います。
身体的負担について
次に心配になるのが、身体面についてです。
テニスコーチは、間違いなく身体が資本となります。そして、一日に数レッスン入りますので、かなりタフです。レッスンでは生徒さんのあらゆるボールに対応し、声出しやアドバイスをして集中や緊張もしますので、一日の終わりには疲労がたまります。
これから長くコーチを続けようと思っているのならば、毎日の身体のメンテナンスが必須です。早く寝たくてもヘトヘトになりながらも、次の日のレッスンの為にストレッチをしたり、マッサージに通ったり、怪我を早く治す為に治療に行ったりする必要もあります。
また、毎日の生活習慣や食生活を整えたりと、高い自己管理能力が必要となります。
実際、怪我が慢性化しサポーターが必須となっているコーチもたくさんいます。もちろん痛くてもコート上では元気に笑顔で振る舞い、思うように動けないのであれば、他の部分でカバーしていく能力も必要になります。コート上の華やかな表舞台とは裏腹に、そんな苦労があるのも事実です。
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まとめ
いかがでしたでしょうか?
厳しい面も多数ありますが、大好きなテニスを仕事にし、生徒さんのお役に立てた時の喜びは非常に大きなものです。どんな仕事にも共通していますが、プロ意識をしっかり持って取り組めば生徒さんに確実に伝わりますし、それが自分への評価や報酬になって返ってくるとてもやりがいのある仕事です。
誰よりも努力を重ねる必要はありますが、将来フリーコーチへの選択肢を増やし、年齢を重ねても手に職が身につけられるとなると最高だと思います。その上、さらに収入も上がるなんてこんなに幸せな事はないですよね。
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございます。