テニスが上手い人と強い人の違いって何ですか?
上手くて強い人にはなれますか?
今回は、このようなご質問にお答えします。
この記事を書いている私は、現在テニス歴20年以上です。これまで、団体戦で全国優勝、JOP大会出場、テニスコーチを経験しています。
【テニス】上手い人と強い人の違いについて【上手い人が必ずしも試合で強いとは限りません】
皆さんは、テニスが上手い人と強い人の違いは何だと思いますか?
上手い人と強い人の決定的な違いは、試合に勝てるかどうかです。
普段の練習では、どのショットもそつなく打てる上手い人が、試合ではあっさり負けてしまうというシーンは本当によく見かけます。また、技術的なこと以外にもメンタル要素も関係してきます。
では、それぞれの特徴について見ていきましょう。
テニスが上手い人
まず、上手い人についてですが、練習では綺麗なフォームでどのショットも狙ったところにしっかり打てる人です。
また、ラリーにおいてもテンポやタイミングを知っているので、どんなボールでも返球出来ます。つまり上手い人というのは、テニスの基本的なショットを誰よりもたくさん練習してきた人と言えます。自分のフォームを研究して、狙いに対してシンプルな打ち方を知っています。
- フォームが綺麗(センスを感じる)
- プレーに派手さがある
- ショット練習をする
テニスが強い人
では、次に強い人についてですが、こちらは試合に勝てる人です。
自分が持っている技術で試合に勝つ方法を知っている人とも言えます。強い人は、フォームが個性的であっても、打てないショットがあっても試合で勝てます。それは、技術的なこと以外の要素が含まれます。
- プレッシャーに強い
- 集中力がある
- 相手と駆け引きをする
- 泥臭く、どんなボールもコートに入れる
- 謙虚
- 勝利への執着心がある
- ゲーム練習をする
テニスが上手い人と練習をすれば上手くなるのか?
練習をする時に、誰もが上手い人と練習したいと思うと思います。上手い人と練習をすると自分に足りないものが見つかりますし、何より相手のボールを近くで感じられることに魅力があります。
ですが、上手い人なので自分がどんなショットを打っても、打ちやすいところに返球してくれるので、あたかも自分まで上手になったかのような錯覚を起こしてしまいます。こうなってしまうと、その時のイメージが頭に残り、上手くいかない時にスランプに陥ってしまいます。
それは、例えばラリーをする時にも上手い人が調整してくれるので、細かく足を動かさなくても返球出来てしまうという、身体的な部分も挙げられます。
ですので、私は上手い人に練習をしてもらったら、どんな状況でもそのイメージ通りに打てるように意識しました。上手い人に練習してもらうと確かに上手くなりますが、それは相手が上手いからであって、短期間で一気にレベルアップ出来るものではありません。やはり、地味にコツコツ練習し、上手い人に近づきたいという謙虚な気持ちは忘れずにいたいものです。
強くなるには普段の練習から試合をイメージする
強くなるには普段の練習から試合をイメージする必要があります。
楽しく健康のためにテニスをされている場合もありますが、どうせなら上手くて強い人になりたいですよね?それを目指すには、常に試合をイメージし続けて、練習に取り組むといいです。
そうすると、普段はカッコ良く自分が気持ち良く打っていたボールも、”試合ではこんな風に強打しないな”とか”このボールはとにかく相手のコートに返そう”という、いつもとは違う思考になります。
また、チャンスボールも”絶対にミスしない“と自分にプレッシャーをかけて練習をすると、試合でも同じ意識で打てます。よく、”練習は試合のごとく、試合は練習のごとく”と言われるのはそのためです。
普段の練習でこれが出来ている人とそうでない人とでは、気が付いた時には試合の戦績で、かなりの差が広がっていたなんてことにもなりかねません。是非、今日から頭の片隅に置いて、実践していただければと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
上手い人と強い人の違いは、練習の時から常に試合をイメージ出来ているかどうかにあります。今まで何となく打っていたボールも、これからは少し違った球種・軌道・スピード等になるのではないでしょうか?
テニスはたくさんの人と関わるスポーツですので、どうしても”カッコ良く打ちたい”とか、“こんなに必死になってボールを追いかけるとダサいんじゃないか”といった、様々な感情や思考が出てくると思います。
ですが、何より本気で一生懸命に取り組んでいることが大切です。私は、カッコ良いテニスをする人よりも、泥臭さがあり一生懸命にやっている人の方が、人々を感動させられると思います。
是非、上手くて強い人を目指していきましょう。私も常に試合を意識して、練習に取り組んでいきます。
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございます。