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プロテニスプレーヤーの試合を観戦した時に、全くミスがなかったのですが、どうしてプロはミスをしないのですか?
また、私もミスを減らす方法はありますか?
今回は、このようなご質問にお答えします。
![すなゆみ](https://sunayumi.com/wp-content/uploads/2020/07/DD16CEF2-050A-4195-8AE4-EB9606E8D7FE-150x150.jpeg)
この記事を書いている私は、現在テニス歴20年以上です。これまで、団体戦で全国優勝、JOP大会出場、テニスコーチを経験しています。
プロテニスプレーヤーは、なぜミスが少ないのか?【ミスをしないための方法おすすめ3選】
皆さんもプロの試合をテレビや会場で観戦したことがあると思います。
テニスはミスの多いスポーツと言われますが、プロの試合ではほとんどミスはなく、見応えのあるラリーからポイントを決めるまでの流れが、しっかりと出来ていますよね。一般の方の試合では、ネットミスやアウトや当たり損ない等、様々なミスが起こり、プロのようにゲームを組み立てるところまでは、なかなかたどり着けていないのではないでしょうか?
そして、試合で勝ちたいとなれば、なるべく自分のミスは減らさなければなりません。
では、プロのようにミスをしないためには、どうようなことに気を付ければ良いのでしょうか?その方法についてお答えします。
ミスをしないための方法【おすすめ3選】
①ネットの高いところを通す
こちらは、よく耳にすると思います。
プロの試合を観ていると激しいラリー戦が繰り広げられ、そのイメージからネットのギリギリを通して、スピード感あふれるラリーをしようとする方を多く見かけます。これは特にテレビで試合を観戦している方に多いと思います。
しかし、一見ネットのギリギリを通しているかのように見えますが、実はネットよりもラケット1〜2本分くらい上を通過させています。そうすることで、まずはネットミスを防ぐことが出来ます。
②センターに打つ
こちらは、意外と皆さんが実践していない方法です。
左右に振って相手をコートの端から端まで走らせているシーンは、プロの試合でよく見かけます。ただ、外側を狙えばもちろんサイドアウトをする可能性も高くなります。まずは、ネットの低いセンターを狙えばサイドアウトすることはもちろん、ネットミスをする可能性も低くなります。
しかも、センターは相手からするとボディーに来るので、フォアハンドなのかバックハンドなのかを判断する必要があり、意外と反応しにくい場所でもあります。一瞬の判断が遅れて、ミスショットしてくれる可能性も高いので、センターを狙うことは有効な戦術とも言えます。自分はサイドアウトやネットミスをする確率が減り、相手にとっては反応しにくい場所でミスをしてくれるとなれば、センターに打たない理由がありません。
③70〜80%くらいの力で打つ
チャンスボールを決める時を100%とすると、通常のラリーでは70〜80%くらいの力で打ちます。そうするとボールをコントロールしやすくなります。
まずは安定感を目指し、自分のフレームショットやイージーミスを無くしましょう。特に試合の序盤であればまだ緊張もしていますし、体も温まっていないので、いきなりフルスイングすることは、とてもリスクが高いと言えます。
以上の3点を意識するだけでもミスはグッと減りますし、試合で勝てる可能性も更に高くなります。
おすすめの練習方法
もし可能な環境であれば、ネットの真ん中に審判台を持って来たり、ネットからラケット1〜2本分上のところにひもを設置し、その上にボールを通過させる練習を日頃から行うと良いです。
すると、自分が思っている以上に高い位置を通すことが理解出来ますし、何よりも高いところを通すとボールは必然的に深くコントロールされ、相手に攻撃されにくくなります。特にフラット気味のボールを打つ方は、スピンをかける練習にもなりますので、とても効果的と言えます。
また、コートの深いところ(デッドゾーン付近)にコーンを置いたり印を付けてラリーをすると、無意識に高いところを通すようになるので、こちらもおすすめです。ネットギリギリを通すとボールは短くなりやすく、サービスボックス内に落下してしまいます。
ラリー練習では、フルスイングで単発なラリーをするのではなく、試合をイメージして何往復もラリーが続くように取り組む必要があります。また、狙いたいところだけを見るのではなく、自分の打点とネット上の通過点と落下地点の3点を点で結んでイメージしながらラリーすることも大切です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
プロのように組み立ててポイントを取るためには、まずはイージーミスを減らさなければなりません。今回ご紹介した方法を是非取り入れて、観客を魅了するプレーヤーを目指したいですね。
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございます。
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