【テニス】正しいジャッジときれいなジャッジ【日頃からジャッジの練習も行いましょう!】

テニス
悩める乙女
悩める乙女

先日の試合で、対戦相手とジャッジでもめてしまいました。

一体どうすれば良かったのでしょうか?

今回は、このようなご質問にお答えします。

すなゆみ
すなゆみ

この記事を書いている私は、現在テニス歴20年以上です。これまで、団体戦で全国優勝、JOP大会出場、テニスコーチを経験しています。

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【テニス】正しいジャッジときれいなジャッジ【日頃からジャッジの練習も行いましょう!】

①正しいジャッジとは?

皆さんは、試合の際に正しいジャッジが出来ていますか?

一般の大会ではアンパイアがいないことが多く、セルフジャッジをする機会が多いと思います。ボールがコートにつくのは一瞬で、それを瞬時に判断するのは難しいものです。

プロの試合でも、線審のジャッジをチェアアンパイアがオーバールールで覆すことや、選手がチャレンジシステムを使って、チェアアンパイアのジャッジを修正するというシーンはまれにあります。プロのボールは、時速200km前後でとても速いので、もはや神業とも言えますが、ジャッジを仕事にしている方でもミスはあるものです。

では、そもそも正しいジャッジとはどのようなものなのでしょうか?

それは、ボールが少しでもラインに触れていたらインというものです。落下地点の上からボールを見て、ラインに乗っているかどうかを判断します。それは、自分が立っている場所や角度からでも、正しく判断しなければなりません。

②きれいなジャッジとは?

では次に、”きれいなジャッジ“についてです。

きれいなジャッジとは、”相手のボールがよく見えなかったり、ラインギリギリで瞬時に判断することが出来なかったり、ジャッジに迷ってしまった時は全てインにする”というものです。

これは、スポーツマンシップにのっとった考え方です。

もちろん人間ですのでミスはありますし、誰もが完璧ではないので、曖昧だと思ったら相手のボールを”イン”とコールして、きれいなジャッジをしましょう。それはお互い様なのです。その方が、お互いに気持ち良く試合が出来ますし、テニスというスポーツもより好きになれると思います。

と言うのも、私は過去に残念な忘れられない1ポイントがあります。

それは、明らかなアウトボールが、風に吹かれてラインギリギリに落ちた際に起こりました。私は自信を持って”アウト”とコールをしましたが、相手はそのジャッジに対して応援団数名と共に、私のジャッジに不服を申し立ててきました。その後、チェンジコートの度にすれ違いざまに”ボソッ”とつぶやかれて、お互いに嫌な気持ちのまま試合を終えました。これは、今でも忘れられない試合です。

テニスをやっている方なら、誰もがフェアプレーでジャッジをしていると思います。ですが、改めてお互いに気持ち良くプレーをするためにも、日頃からジャッジの練習もしておいた方が良いです。

しかし、際どいボールだからと言って、全てをインにしてしまうのではなく、自分がコールしたジャッジに対して責任を持つことが大切です。そして、”アウト“とジャッジされた方はミスジャッジだと思うポイントが、数ポイント続くようであれば注意する必要もありますが、基本的にそのジャッジを受け入れる姿勢が大切だと思います。

とは言っても、大事なポイントや試合ではそのようなきれいなことばかりは言っていられないと思いますが、私はそうとらえるようにしています。何なら、ラインギリギリで”アウト”とコールされないところに打ってポイントを取るくらいの気持ちでいます。

コールの訂正方法

一度”アウト”とコールをしても、”やっぱりインだった“と瞬時に判断した場合は、その後”イン”とコールをし直しても良いのです。

その逆に、インにしたけれどもアウトだったと判断した場合は、すぐに相手に聞こえる声で”アウト”とコールします。インをアウトにする場合は、時間を空けてしまうととても嫌な気持ちになってしまいますので、特に気を付けたいポイントです。

よく試合で、”すみません、やっぱり入っていました”と言っているシーンを見かけますが、観ている観客側としても清々しい気持ちになります。このフェアプレーの気持ちは、常に忘れずにいたいものです。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

試合経験を重ねると、誰もが一度は経験したことがあるのではないでしょうか?お互いに気持ち良く試合が出来るように、ショットの練習と共にジャッジの目も鍛えていきましょう。

また、ポイントでもめてしまった場合、基本的にはジャッジをした方のコールに従います。どんなに納得がいかないポイントであっても、すぐに切り替えて次のポイントに集中するメンタルが必要です。

ましてや、そのポイントをズルズルと引きずって、”気が付いた時には試合が終わっていた“なんてことのないようにしたいものです。ジャッジは正しくきれいに行い、お互いにテニスを楽しめるようにしましょう。

最後まで読んでいただきまして、ありがとうございます。

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